縦隔鏡検査
縦隔鏡検査は、通常は生検を取得する目的で、縦隔の内容を視覚化できる手順です。縦隔鏡検査は、肺癌のリンパ節の病期分類や、サルコイドーシスやリンパ腫などの縦隔の構造に影響を及ぼす他の状態の診断によく使用されます。
縦隔鏡検査では、胸骨の胸骨上ノッチまたは胸骨の約1 cm上に切開を行います。解剖は気管前スペースおよびカリーナまで行われます。次に、作成されたトンネルにスコープ(縦隔鏡)を進めて、縦隔のビューを提供します。スコープは、直接視覚化するか、ビデオモニターに接続できます。
縦隔鏡検査は、縦隔リンパ節レベル2、4、および7へのアクセスを提供します。
現在の使用
歴史的に、縦隔鏡検査は肺癌の病期分類のゴールドスタンダードでした。ただし、低侵襲手術とイメージングの進歩により、縦隔鏡検査の使用は2006年から2010年にかけて大幅に減少しました。
拡張縦隔鏡検査
拡張縦隔鏡検査は、前大動脈(ステーション6)および大動脈肺窓(ステーション5)リンパ節へのアクセスを可能にする手法です。
胸骨傍縦隔切開
胸骨傍縦隔切開術、別名、チェンバレン手順は、ステーション5および6のリンパ節にアクセスするための標準的なアプローチです。